大澤酒造株式会社

長野県佐久市茂田井2206
醸し人の研ぎ澄まされた心と技を映す曇りなき水鏡「明鏡止水」

明治・大正・昭和の激動の時代、酒蔵を守り通した敬愛する曾祖母の名を戴く大澤酒造の深遠を描く酒「勢起(せき)」


明鏡止水とは、一点の曇りもなく磨かれた鏡や静止した状態の澄んだ水面のように邪念のない研ぎ澄まされた心境を表す言葉。
その言葉にふさわしい、穏やかで澄みきった味わいの酒を醸すのが、長野県佐久市(旧北佐久郡望月町)にある大澤酒造です。
創業元禄2年(1689年)と320年以上の古い歴史を有し、中山道の望月宿と芦田宿の中間の茂田井間の宿として栄えた趣きのある家並みの中で、ひときわ白壁の土塀が美しい大きな蔵屋敷は、代々にわたり茂田井村の名主を務めた旧家らしい風格が漂う立派なもの。敷地内には名主の館書道館やしなの山林美術館、大澤酒造民俗資料館も併設され、蔵と地域の歴史や文化を今に伝えています。なかでも白眉は創業当時の酒を遺した白磁古伊万里の陶器で、280年前の日本最古の酒が保存されていました。その超古酒は、昭和44年(1969年)分析に使用され現存していないのですが、古い歴史を誇る大澤酒造ならではのエピソードです。

蔵の転機となったのは、様々な研究を重ね、試行錯誤の末に平成元年(1989年)に新たに誕生したブランド「明鏡止水」の発売で大きく注目されるようになったこと。強い自己主張をせず、障りのない穏やかさとスッと引く爽快な切れ味を兼ね備えた、酒名のイメージ通りの酒は瞬く間に人気を集め、信濃の幻の酒と呼ばれるほどです。
戦中の企業整備から戦後の復活まで大変な苦労をもって酒蔵を守り通した先代から受け継ぎ、現在では第14代蔵元の大澤真さんと杜氏を務める実弟の大澤実さんご兄弟が蔵を盛り立て、320余年続く大澤酒造の歴史に新たなページを加えています。

そしてもうひとつのブランド「勢起(せき)」は、長野県北信地方の下高井郡木島平村で作付されている長野県の酒造好適米・金紋錦で醸し、1年余の低温熟成を経てようやく蔵出しとなる限定生産のお酒です。
その酒名は、明治から昭和のわが国激動の時代に大澤酒造を支えた女性、現蔵元のご曾祖母さまに当たる大澤勢起さんに因みます。
太平洋戦争による統制経済下の昭和17年(1942年)に公布された企業整備令で、軍需産業への転換が不可能な中小企業は強引な統廃合が行われました。大澤酒造もその対象になり、勢起さんは息子である先々代を戦争で亡くされ、休業に追い込まれながらも古い歴史を有する蔵を統廃合から守り抜いたのです。
そして昭和30年(1955年)、孫に当たる大澤進先代社長は大博打といわれるほどの苦労をされて酒蔵を復活へと導かれ、途切れかけた大澤酒造の歴史は再び紡ぎだされました。

そして現蔵元のもとで新たな時代を迎え、先代社長がこだわった長期熟成酒の魅力に再び光を当てたのがこの「勢起(せき)」というお酒です。320年を超える大澤酒造の歴史は、動乱の時代をくぐり抜けたお二人なくして語れません。このお酒には蔵の歴史と酒造りへの思いが詰まっているのです。



大澤酒造株式会社の商品

{{results.length}}件の商品があります。
名前 | 価格 | サイズ | 銘柄 | 在庫
現在取扱い中の商品はありません。
{{$index + 1}}.
写真はありません
¥ {{result.price | number:0}}
-
在庫: {{result.stock}}
在庫: {{result.stock}}
在庫切れ
店頭販売
取扱終了
-
ブランド
-
特定名称
キーワード
原料米
{{rice}}/ - {{result.ricePercentage}}%
{{result.intro | truncate:50}} 詳細ページへ
{{$index + 1}}.
写真はありません
¥ {{result.price | number:0}}
-
在庫: {{result.stock}}
在庫: {{result.stock}}
在庫切れ
店頭販売
取扱終了
-
ブランド
-
特定名称
キーワード
原料米
{{rice}}/ - {{result.ricePercentage}}%
{{result.intro | truncate:50}} 詳細ページへ